2010/07/14 (Wed) 11:29
Marvel Comics
June 2010
Marvel Comics
July 2010
病院で患者を殺害しようとしているDeadpoolを間一髪で阻止したMoon Knight。Deadpoolは、夫と娘を殺された女性の依頼で来ていたのだった。本当の正義とは何か。迷うMonn Knightは、再びDeadpoolと出くわすことになるが…。
こんなところにもDeadpool出てましたね。
戦闘中にナースに気を取られたりはしますが、それ以外は結構まともです。
「復讐」ってやっぱり難しいテーマですよね。
昨日やってたドラマ「ジョーカー」でも扱われていたし、今読んでいる小説「最後の証人」もそれがテーマだし。
復讐は何も生まないとかいわれても、やはり理屈ではない気もするし…。
今回はDeadpoolに肩入れしちゃいました。
そしてMoon Knightの最後にとった行動は…。
内容★★★★
難易度★★★
#07-10
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2010/07/13 (Tue) 17:05
講談社文庫
2009年4月
「――諸手をあげて、喜べよ」人類の最終存在、橙なる種・想影真心(おもかげまごころ)を伴って、「僕」こと“戯言遣い・いーちゃん”の前に「狐面の男」は現れる。バックノズル、ジェイルオルタナティブ……。“運命”の最悪の傍観者たる彼が唱える“世界の法則”は、この世の“真理”そのものなのか!?新青春エンタの決定版中の決定版、<戯言シリーズ>、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』3部作、すべてが予測不可能な主題(テーマ)が激しく錯綜し旋律する、待望の中巻!完全燃焼、西尾維新!!
なんだかんだ言いながらも始まってしまえば我慢できるし、四の五の言っても終わってしまえば耐えられる。しかし人間は中途半端な中庸だけは我慢することができないし、勿論耐えることもできなくて、それなのに人生ときたら最初から最後まで永遠に続く中だるみみたいなものだから、これはもうまったくもってやってられないと言うべきだ。ひとたび口にしたことは、それがどんな荒唐無稽な世迷事であったとしてもひとつ残らず実行してきた誠実な正直者、つまりこのぼくは、10月、数々の人死にを経験する。奪われたものを取り戻すような勢いで、せき止められたものを吐き出すような勢いで、死んで、死んで、みんな死ぬ。それは懐かしい光景であり、愚かしい光景であり、見慣れた風景であり、見飽きた風景だった。結局、終わりとはなんだったのか。結局、始まりとはなんだったのか。戯言遣いはその程度のことにさえ思い至らず、しかしどうしようもない戦いだけはどうしようもなく続き、そして中断などありうるはずもなく――戯言シリーズ第6弾
シリーズすべてで1冊と考えたほうがいいでしょう。切り離すことなんかできないし、途中から読んでもおそらく本当には楽しめないでしょう。
しかし、すべてを読んで来た人ならば、必ず楽しめる。そんな感じになっています。1巻にしか登場しなかった人でさえ、名前だけは継続して登場するのですから。
今回は、もう本当に意外!意外の連続。これでもかっていうぐらい、予想外の展開になっていきます。
13階段登場のあたりでは、少年漫画のような1対1の展開を期待させたのですが、まったくそうではないあたり、さすがですね。(でも、ワンパターンでもそれはそれで見たかった気もします)
微笑ましいシーンもあるかと思えば、平気でキャラを殺してしまったりといったアンバランスさも一つの魅力かもしれませんね。
次の最終巻にも期待が膨らみます。
内容★★★★★
2010/07/13 (Tue) 14:17
Marvel Comics
August 2010
Marvel Comics
August 2010
Sue(Invisible Woman)の娘Valeriaを攫ったNovaは宇宙へと行ってしまう。それを追いかけ、Emma Frost, Sue Storm, She-Hulk, Hellcat, Valkyrie, Monica Rambeau, Agent Brand, Francesも宇宙へと旅立つのだった…。
後半。
Novaが欲しいのはFrancesだけなので、Valeriaをどうのこうのしようという目論みはないようです。
しかしこの5話の中で何度"Shut up."もしくは類似する言葉があったでしょう。女性の集団って微笑ましいんだか、疎ましいんだか。
こうやってコミックで見る分には笑えますけどね。
というわけで、5週連続刊行という急ぎ足のコミックでしたが、それはこれからこの復活したNovaをどこかで使うからということでしょうか?
内容★★★★
難易度★★
#01-05
2010/07/13 (Tue) 10:45
Marvel Comics
August 2010
Marvel Comics
August 2010
Marvel Comics
August 2010
Scott Summers(Cyclops)は、Emma Frostのためにサプライズ・バースデー・パーティーをラスベガスで開いた。集まったメンバーは、She-Hulk, Hellcat, Valkyrie, Monican Rambeau, Agent Brand。しかしそのパーティーの途中、夜空に爆発があり、S.W.O.R.D.の許容量を超えるデータの奔流がオーバーフローを引き起こし、街に異星人、恐竜、科学者のクローンが溢れるという大惨事となってしまうのだった…。
全5話・前半。
ラスベガスの事件と平行して、ネバダでも事件が起きます。
18歳のウエイトレスFrancesが急に暴走し、爆発を引き起こします。
Baxter Buildingでは、Novaが身体に入り込んだせいでJohnnyが制御不能になっています。
倒れているFrancesを、EmmaたちがBaxter Buildingに運び、話は一箇所にまとまりつつあります。
Francesが、今は亡きFrankie Raye(Nova)に似ていることが、この事件の鍵のようです。
ストーリー自体もまあまあ面白いですが、女性ばかり集まった、皮肉な会話やどうでもいいような会話にキャラの性格が反映されていて、なかなか楽しめます。
内容★★★★
難易度★★★
#01-05
2010/07/13 (Tue) 01:50
新潮社
2010年3月
桜宮市に暮らす平凡な主婦、山咲みどりのもとをある日一人娘で産婦人科医の曾根崎理恵がおとずれる。子宮を失った理恵のため、代理母として子どもを産んでほしいというのだ。五十歳代後半、三十三年ぶりの妊娠。お腹にいるのは実の孫――この子はいったい、誰の子なの? 医学と母性の葛藤をせつなく激しく描く最先端医療小説!
「ジーン・ワルツ」が曾根崎理恵を中心に描かれているのに対し、こちらは母親である山咲みどりの視点で描かれている、いわば補完的意味あいの小説(に私は感じました)。
まったく同じストーリーを追っているため、目新しさがなく、インパクト不足に感じました。
俳句とか、理恵の夫との手紙のやり取りとか、「ジーン・ワルツ」で描かれていない面を出してきていて、工夫しているのは感じますが…。
「ジーン・ワルツ」は単独で成り立ちますが、こちらは「ジーン・ワルツ」を読んでいないと辛い面も多々あると思います。
でもやはり、産婦人科医の問題や、代理出産の問題は再読するほど重要なことではあると思います。
こういう問題提議のある本って、それだけで存在価値を感じてしまいます。
内容★★★★