2010/11/08 (Mon) 13:45
2010.11.05
ある日、警視庁公安部公安第五課、未詳事件特別対策係、通称“未詳”に相談者がやって来た。捜査一課弐係、近藤係長(徳井優)に連れられた相談者は、古戸久子(奥貫薫)。自殺者遺族ネットワークの会長を努める人物で、昨夜、一年前に自殺した娘から「幹事に殺される。助けて」とのメールが届いたのだと言う。
久子によると娘・美智花(三浦由衣)は、自殺サークル“パーフェクト・スーサイド”に入っていて、一年前の10月30日に自殺すると言い残し、家を飛び出した。その三日後、美智花の遺書と遺品が送られてきたが、死体は見つかっていない。
実はこの自殺サークル、「死体をこの世に残さない」のが掟。美智花の死を納得できずにいた久子は、娘から届いたメールを見て、娘がどこかで生き延びていると確信。そして、自分に助けを求めているのだという…。
当麻(戸田恵梨香)は久子に届いた「死者からのメール」に興奮し、そのサークルの参加者を調べ始める。当麻は、瀬文(加瀬亮)、近藤、そして久子と共に、“パーフェクト・スーサイド”で家族を失った遺族への聞き込みを開始するが…。
サイキック(念動力)登場。しかしどうやら、直接人体には危害を加えれないという設定のようです。
すべてを人のせいにしてしまっている犯人ですが、私にも身に覚えがあるので、ちょっとだけ自分が瀬文さんに叱られた心境。
志村美鈴も能力保持者であることが明らかになったし、当麻&瀬文コンビのやり取りもかなり面白くなってきました。
”左利き”地居聖は、実はなんでもない人?と思わせておいて…なんてありそうです。
内容★★★★
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2010/11/08 (Mon) 12:01
2004
監督:ティム・ハンター
出演者:レイ・リオッタ、ウィレム・デフォー、ミシェル・ロドリゲス、スティーヴン・レイ
原題:Control
上映時間:105分
製作国:アメリカ合衆国
死刑を宣告された凶悪犯と、その凶悪犯をある薬の実験台として利用する医学博士が心理的駆け引きを繰り広げるサイコ・サスペンス。主演は「ブロウ」「NARC ナーク」のレイ・リオッタと「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」「スパイダーマン」のウィレム・デフォー。監督は「リバース・エッジ」のティム・ハンター。
数々の凶悪犯罪を起こし、“怪物”と恐れられた男、リー・レイ。彼はついに死刑が決定し、致死注射によって処刑が執行される。数時間後、彼は死体保管庫で目を覚ます。彼の前に現われたコープランド博士は、リー・レイが被験者としてある実験に無期限で参加することを条件に、死刑を回避できると提案する。実験は、激しい気性を抑え、脳の性質を変える新薬“アナグレス”の効果を調べるもの。仕方なく条件を飲むリー・レイ。実験を始めて数日で、薬の効果か、彼に罪の意識や自責の念が芽生え始める。やがて実験結果を急ぐ博士は、第2段階として、彼を実社会で一般市民と同じように生活させることを決断するが…。
2004年製作とは思えない古臭い映像にチープな音楽。
ありきたりな気もしますが、シナリオはまあまあうまくまとまっていると思います。
ただ、素人でもこんな行動取るかという、おまぬけな登場人物たちの動きを見るとちょっと興醒めでした。
主人公の心境がどのように変わっていったのかの詳しい描写も欲しかったです。
内容★★★
2010/11/08 (Mon) 11:12
集英社
2010年8月
本当に幸せなのは誰か? 現代のおとぎ話7篇
シンデレラ、白雪姫、みにくいアヒルの子など代表的西洋童話を現代日本に置き換えた短篇集。童話の結末に疑問を抱く著者が見つけた、それぞれのハッピーエンドとは? 泉鏡花文学賞受賞後第一作。
迷子のきまり―ヘンゼルとグレーテル
鵺の森―みにくいアヒルの子
カドミウム・レッド―白雪姫
金の指輪―シンデレラ
凍りついた眼―マッチ売りの少女
白梅虫―ハーメルンの笛吹き男
アマリリス―いばら姫
暗いお話が多いですが、「キンの指輪」のような爽やかなエピソードも含まれていました。
全体のテーマは、心の空洞ということでいいのかな?
読んでいる間はその幻想的な世界に引き込まれていましたが、読み終わると、不思議に印象は薄い気がしました。まさに童話的体験?
内容★★★
2010/11/08 (Mon) 10:54
幻冬舎
2006年3月
スーパーサラリーマンだったツレ(夫)が、ある日突然「死にたい」と言い出した! 嫁とともに送る生活の中で回復していく彼の姿を、ユーモアあふれるマンガで描く、純愛「うつ」ストーリー。
本当は相当深刻なはずなのに、明るく描いていることに好感が持てますが、鬱病をまったく知らない人にはその怖さは伝わりにくいかも、とも思ってしまいます。
私の同僚も鬱病にかかっていて、半年休んでは1ヶ月出勤したりという生活を送っています。本人も大変でしょうが、その家族も相当に苦労しているはずで、それを思うと憂鬱になります。
この本を読んで漠然とはその症状はわかるものの、掘り下げては書かれていないので、その原因や対処方法などがわかるわけではなく、あくまでもとっかかり的な本と認識したほうがよい気がします。
内容★★★
2010/11/06 (Sat) 20:16
中央公論新社
2010年9月
荒廃した渋谷でしたたかに生き抜くホームレスの少年・イオン。彼は家族をもたず、全てのおとなを敵視する。愛することを知らない孤独な魂はどこへ行くのか――〈画〉スカイエマ
特に時代を表す言葉はないですが、荒廃した街やスカイエマさんのイラストが「AKIRA」を思い起こさせます。といっても、アクションがあるわけではないですが。
イオンという孤児の少年の成長物語です。人を敵視してきた少年が、苦労を経て最後には人に優しさを理解するという、そういったお話です。
両親が揃っていようがいよまいが、人は社会でいろいろな他人と接触し影響も受けるわけで、家庭環境が悪くても支えてくれる人がいれば、人はまっとうになれるのでしょう。
新聞連載ということで、スカイエマさんのイラストは47枚あったそうですが、すべてが使われていないのが残念です。せめてサイトの特設ページの人物紹介だけでも欲しかったです。
内容★★★★