2010/05/01 (Sat) 10:20
2007
監督・脚本:アンドリュー・ピディングトン
出演:ジョナス・ボール、リチャード・シャーマン、J・フランシス・カーリー
原題:The Killing of John Lennon
上映時間:114分
製作国:イギリス
1980年9月。
ジョン・レノン殺害事件の3ヶ月前。ハワイ州ホノルルでは頭痛と不眠症に悩まされるひとりの男が行き場を無くし、途方に暮れていた。彼の名前。はマーク・デイヴィッド・チャップマン(ジョナス・ポール)。チャップマンは同年12月8日に世界的大スター、ジョン・レノンを殺害する。彼は未来に対する不安と、他人に自分の存在を拒絶されることでこみ上げてくる怒りに翻弄されていた。ある日、彼は図書館で『ライ麦畑でつかまえて』を手に取り、自分の状況を見事に表現した本だと、本の世界にのめりこむ。来る日も来る日も『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいたが、次に彼が図書館で出会ったのはジョン・レノンの写真集だった。そして、彼は、写真集の中で微笑むジョンと実際のジョンに違和感を覚える。
殺害の3日前。チャップマンは『ライ麦畑でつかまえて』を抱えてニューヨークへ降り立つ。目的はただひとつ。「ニセモノ」であり続けるジョン・レノンを殺すためだ。「もうすぐ僕のことがニュースになる」。タクシーの運転手にそう言い放ちジョン・レノンの住むダコタ・ハウスへ向かった彼は、これから、長い夜を迎えようとしていた…。
事実に基づいて製作されているわけだからあたりまえですが、映画「チャプター27」を観てからだと新しい発見があるわけではないです。
多少、視点とか細かいところでピックアップされている点が違うくらいでしょうか。
外見だけでいうなら、「チャプター27」のほうが似ている気がします。
2つも似た内容の映画を観て思ったのは、やっぱり動機も行動も私に理解できないということです。理解しようとも思ってないのかもしれませんが。
ただ、世の中には彼以外にも理解できない人はたくさんいるだろうし、まったくでないにしろ、どんな身近な人のことだってだって完全に理解なんてしてないはず。そう考えると、世界平和なんて夢のまた夢、なんてそんなところまで私の思考は行ってしまいます…。
内容★★★
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