2010/02/02 (Tue) 10:26
2004
監督:トニー・ガトリフ
出演:ロマン・デュリス、ルブナ・アザバル、ズイール・ゼカム
原題:Exils
上映時間:104分
製作国:フランス
パリ、アンダルシア、モロッコ、アルジェリアを舞台に未来へ向かう恋人たちに贈る7,000キロのロードムービー。パリでの生活にどこか違和感を感じ続けていたザノは、恋人ナイマを連れ、未知の故郷アルジェリアへと旅に出る。少しのお金と旅行鞄、好きな音楽だけをたずさえて歩きはじめる二人。旅の途中、お互いの心の傷をうまく癒すことが出来ずすれ違いながらも、旅先で出会う生きることにひた向きな人々と美しい風景、情熱的な音楽が二人の世界に穏やかな光を射し込んでいく…。恋人同士の自由気ままな旅を通して、素直になりありのままの自分を受け入れることが生きる希望へと繋がることを確信させてくれる感動のロードムービー。
現地の生活とかが描かれていて、それは参考になります。
そして、いかに自分が温室育ちか知らしめられもしました。
だって、主人公たちと同じようにそこに旅をしたいかというと、ちょっと退いちゃいます。多分、できないですね。
物怖じせずに溶け込むことも出来なければ、雑魚寝も出来ないし、風呂なしなんてありえないし…。
だから、楽しんで旅をしている二人が羨ましくもありました。
ストーリーは凝っているわけでもなく、とりたてて言うことはないですが、音楽が重要視されているのが特徴です。
最後は音楽に合わせ踊り、トランス状態にまでなってしまうのですが、お酒も飲めない私には、我を忘れるなんて体験はなく、悲しいけれど、まったく理解の範疇を超えてました。精神の解放って素晴らしいのでしょうね。
私には、同じ人間でも、民族性の違いを様々と実感させられた映画でした。
内容★★
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