2009/11/05 (Thu) 09:45
2006
FBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)とカラザーズ(レイ・リオッタ)は、過去に100件以上もの殺しを請け負ったと噂されるマフィア組織のボス、スパラッザ(ジョセフ・ラスキン)の邸宅で張り込み中に、スパラッザの腹心が謎の男にかけた電話の盗聴に成功した。「じいさんはイズラエルを殺すために、スウェーデン人の暗殺者を雇った。『イズラエルの心臓がほしい』と言ってる。おれたちが先に誘拐して、身代金をせしめよう」。スパラッザがイズラエルの心臓に賭けた報奨金は、100万ドルという桁違いの大金だった。メスナーとカラザーズは思わず顔を見合わせた── いったい、そのイズラエルとは何者なのか?
バディ・イズラエル、通称“エース”(ジェレミー・ピヴェン)──ラスベガスのMGMホテルのメインルームを常に満員御礼にしてしまうほどの人気マジシャンである彼は、スパラッザをはじめとするギャングたちから気に入られ、裏社会に出入りしているうちに、自分もその世界でのし上がれると勘違いし、見よう見まねで独自の組織を築き上げた。だが、しょせんは付け焼刃──彼の強引なやり方はラスベガスの裏社会全体に大混乱を巻き起こし、あげくの果てには“エース”自身が逮捕されるという事態に陥っていた。
FBI副長官のロック(アンディ・ガルシア)は、過去にFBI捜査官の殺害にもかかわったと見られるスパラッザのこれまでの容疑の証拠を得るために“エース”に司法取引を持ちかけた。一時的に保護監察下に置かれた“エース”がその取引を飲めば、スパラッザに命を狙われることは間違いない。が、その一方で、このままでも終身刑は確実──タホ湖のカジノ・ホテルのペントハウスで、最も信頼する右腕のアイビー(コモン)と共に身を隠す“エース”は、ぎりぎりの決断を迫られていた。自分のもとに、最強の殺し屋たちが近づいていることなど知りもせずに…。
“エース”の心臓に100万ドルの値段がつけられた噂はたちまち広がり、世界中から名だたる暗殺者たちが群がりはじめた。クールな美貌のサイクス(アリシア・キーズ)とスナイパーのシャリス(タラジ・ヘンソン)の女殺し屋ペア。その場にいる人間をだれかれ構わず容赦なく殺しまくると評判のトレモア兄弟(クリス・パイン、ケヴィン・デュランド、モーリー・サーリング)。非情な拷問のスペシャリストのアコスタ(ネスター・カーボネル)。変装のプロで、正体不明のスート(トミー・フラナガン)。そして、スパラッザが雇ったという正体不明のスウェーデン人…彼らはみな、自分が報奨金を得るためなら、警官やほかの暗殺者を殺すことも辞さない、プロ中のプロばかりだ。
しかも、“エース”が滞在するホテルに向かっているのは、殺し屋だけではなかった──“エース”の弁護士リード(ジェイソン・ベイトマン)からの依頼でエースをベガスへ連れ戻すしがない保釈保証人、デュプリー(ベン・アフレック)とその仲間たち(ピーター・バーグ、マーティン・ヘンダーソン)の3人組、さらにはイズラエルの保護を任されたFBI捜査官のメスナーとカラザーズもまた、タホ湖のホテルをめざして車を走らせていたのだ。
錯綜する思惑。すれ違う暗殺者たちの影。ホテルの最上階で待つ“エース”のもとに最初にたどりつけるのは誰なのか? メスナーとカラザーズのふたりは彼の命を守り切れるのか? それとも、暗殺者のうちの誰かが先に“エース”の心臓を手にするのか? それぞれの人生を大きく左右する運命の18時間が、今まさに幕を開けようとしていた…!
原題:Smokin' Aces
序盤、キャラが出まくりなので、心して観ないと混乱します。
といっても、誰だかわからなくなっても十分楽しめるようには作られています。
個性的で判りやすいキャラ設定にされているので、自然に馴染んできます。
目まぐるしい展開でスピード感もあるし、私はこういうの大好きです。
かなり気分は爽快です。
FBI捜査官役のライアン・レイノルズは、「ウルヴァリン X-MEN ZERO」でデッドプール役を演じた人ですね。
続編もあって、
殺し屋のうちの数人は続編にも登場するみたいなので、誰が生き残るのか、予想しながら観るのも楽しいかもしれません。
内容★★★★★
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