2009/10/28 (Wed) 09:22
2008
ワルキューレ それは、北欧神話に登場し「戦死者を選ぶ者」の意味を持つ女神たち。
ドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの代表曲『ワルキューレ』は、この神話をモチーフに作られた楽劇だ。ワーグナーをこよなく愛したナチス・ドイツの総統アドルフ・ヒトラーは、国内のクーデターに備えた危機管理オペレーションを<ワルキューレ作戦>と名付けていた。
連合軍との死闘によって、ドイツの敗色が濃くなった第二次世界大戦末期。ドイツ人将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルクは、絶対の忠誠を誓うべきヒトラーの思想や政策に強い疑念を抱き、ドイツの未来を憂うが故に反逆者となることを決意する。シュタウフェンベルクの計画は、ヒトラーを抹殺するだけでなく、その混乱に乗じて一気にナチス政権の転覆までも成し遂げること。ヒトラーの危機管理オペレーション<ワルキューレ作戦>を巧みに利用し、冷酷非情な独裁者をこの世から葬り去るという大胆極まりないものだった・・・
自ら暗殺の実行者となったシュタウフェンベルクは、運命の1944年7月20日を迎える。総統大本営<狼の巣>爆破計画。爆弾の作動から脱出まで、与えられた時間はわずか10分。一線を越えたミッション、女神<ワルキューレ>は果たして誰に微笑むのか・・・?
原題:Valkyrie
考えてみたら当たり前なんでしょうが、当時のナチスにだって、ヒトラーに反対している人たちがいたのですね。
ナチスはみんな悪いやつだってイメージがあって、そんな当然のことを思いもしませんでした。
しかも、ヒトラー暗殺計画はこれ以外にも行われているらしく、この「ワルキューレ作戦」がその最後で、この9ヵ月後にヒトラーは自決に追い込まれることになります。
あんな厳しい組織での反乱なんてすごいですね。
日本でも当時そういうことはあったのでしょうか。
ちょっと調べてみたいです。
映画は、極力史実に基づくよう製作されたそうですが、結末が最初からわかっているにもかかわらず、最後まで手に汗握る展開は見事としかいいようがないです。
ヒトラー側とか一般市民の描写がないといった意見をききましたが、それは映画自体が散漫になってしまうし、時間的にも中途半端な描写になってしまうし、そこらへんを知りたければ他の映画を観るので、私はこれでよかったような気がします。
ドイツでは、例の信仰の件でトム・クルーズが主演することに反対だったようですが、
これほど似ているのだから、外せないですよね。
しかし、トム・クルーズ、格好良かった。
内容★★★★★
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Comment
無題
自分はまだこの映画は観ていないんですが、wikipediaによるとヒトラー暗殺は大小含めると43回企てられたらしいですね。こんなに狙われるのはさすがヒトラーといったところなのか?(全部生き残ってるから驚きだ
日本だと二・二六事件とか五・一五事件とかですかね。第二次大戦中のことであれば、ポツダム宣言受諾のときにそれを阻止しようという動きがあったみたいです。(wikipediaで調べてみたら「宮城事件」というらしいですね)
自分は末期のヒトラーに焦点を絞った、「ヒトラー最後の12日間」がおすすめです。
日本だと二・二六事件とか五・一五事件とかですかね。第二次大戦中のことであれば、ポツダム宣言受諾のときにそれを阻止しようという動きがあったみたいです。(wikipediaで調べてみたら「宮城事件」というらしいですね)
自分は末期のヒトラーに焦点を絞った、「ヒトラー最後の12日間」がおすすめです。
Re:無題
えっ?43回もあったんですか。
詳しい情報ありがとうございます。勉強になります。
二・二六事件とか、名前は聞いたことあるのですが、歴史には疎くて…。
自分でも勉強しますが、これからもいろいろ教えてください。
おすすめ映画まで教えていただいてありがとうございました。
詳しい情報ありがとうございます。勉強になります。
二・二六事件とか、名前は聞いたことあるのですが、歴史には疎くて…。
自分でも勉強しますが、これからもいろいろ教えてください。
おすすめ映画まで教えていただいてありがとうございました。