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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/11/16 (Sat) 07:31
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2009/10/14 (Wed) 13:41

2007

2004年11月1日、ハンク・ディアフィールドの元に、息子のマイク・ディアフィールドが軍から姿を消したという不穏なニュースが告げられる。軍人一家で育った息子に限って、無許可離隊などあり得ないと思ったハンクは妻のジョアンを残し、息子を探すために帰還したはずのフォート・ラッドへ向かう。地元警察の女刑事エミリー・サンダースが彼の捜索を手伝い、一歩一歩真実を解き明かしていくのだが、そこには父親の知らない息子の"心の闇"が隠されていた。そしてこの事件に裏に潜む真実は、ハンクがこれまで信じてきていた全世界を揺がすほどの衝撃的な事実となる。疑うことなく抱き続けた自らの信念を根底から覆される時、人はどう真実と向き合い、どう答えを出すことができるのか…。


原題:In the Valley of Elah

アメリカの英雄を讃える時代はもう終わったのかもしれない。
そんなことを思わせる映画でした。

父親は、軍人であったことを誇りに思っていて、子供たちにどれだけ勇敢に戦ったかを語る。
子供たちは、父親に褒められたいがために、父親のようになりたいがために軍人になる。なぜ戦うのか、その理由も目的もわからないまま…。
そして、戦場の過酷さに耐え切れず、PTSD(心的外傷ストレス障害)となってしまう。
軍のせい、国のせい、戦争のせい…そうするのは簡単だけど、子供を送り出した自分に一番責任があるのではないか。
そう思うからこそ、彼は息子殺しの犯人に何も言うこともなく立ち去ったのではないでしょうか。

テロ、そして経済崩壊…。
今、アメリカは変化を求められているときだと思います。
そんなメッセージさえ感じ取れる、深い映画でした。


トミー・リー・ジョーンズの深いしわと、その口数の少なさに渋さを感じ、シャーリーズ・セロンのすっぴんに近いナチュラルメイクに、改めて彼女の美しさを認識し、スーザン・サランドンの「テルマ&ルイーズ」の記憶とのギャップに、確実に年月は過ぎているということを実感せずにはいられませんでした。

内容★★★★★


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