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2009/10/10 (Sat) 09:47

2008

敵は、罪なき自国の人々に銃を向ける最強のエリート殺戮軍。味方は、たった5人の傭兵部隊…。
生還率0%の救出作戦の中、“世界最強の一人軍隊”と呼ばれた男は、何を見つけ、何を失うのか?
その男の眼は、死んでいた。その男の心も死んでいた――
男の名は、ジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)。
元グリーンベレーでベトナム戦争の英雄だが、帰還兵に冷酷な故郷アメリカを遠く離れ、今ではタイ北部のジャングルに覆われた山地で、孤独な日々を送っている。
捕まえた毒ヘビを売り、サルウィン川に浮かべたボートで人や荷物を運搬して生計を立てていた。
かつて所属した特殊部隊の元上官の要請で、戦争終結後のベトナムやアフガニスタンで過酷な戦いを繰り広げたこともあったが、それももう20年以上昔のことだ。
タイとミャンマーの国境近くでは、世界で最も長期にわたる内戦が続いていた。
ミャンマーの軍事政権が、キリスト教徒の多いカレン族を迫害、彼らから土地や天然資源を奪うだけでは飽き足らず、女子供に至るまで容赦ない虐殺を繰り返していた。
反政府軍が立ち上がり、激化する紛争も、戦うことに意味を見出せなくなったランボーの闘争心を甦らせることはなかった。
その男の心を生き返らせたのは、勇気と希望に輝く一人の女――
そんなランボーの前に、一人の女性が現れる。彼女の名は、サラ・ミラー(ジュリー・ベンツ)。
コロラド州のキリスト教支援団の一員で、婚約者の医師マイケル・バーネット(ポール・シュルツ)や仲間と共に、カレン族に医療品を届けようとしていた。
タイからミャンマーへの陸路には、地雷が埋まっていて危険だという情報を得た彼らは、ランボーにボートでの道案内を依頼する。
一度は断ったランボーだが、サラの輝く瞳に宿る一点の曇りもない希望が、ランボーの心を動かした。彼はサラの中に、戦うことで誰かを救えると信じていた頃の自分を見出したのだ。
川を上る一行に、ミャンマーの海賊が襲いかかる。執拗にサラの引き渡しを要求する海賊たちを瞬時に撃ち殺すランボー。殺らなければ殺られる──
この地の常識に従ったランボーに、非難の視線を向ける支援団のメンバーたち。サラだけは、目的地に届けてくれたランボーに「幸運を」とクロスのペンダントを手渡した──。
その男と共に戦うのは、金で雇われた5人の傭兵たち――
数日後、支援団がミャンマー軍に拉致されたらしいとの報せが届く。ランボーは、救出のために雇われた5人の傭兵を同じ場所に送り届けるよう依頼される。
出発前夜、ランボーはある決意を秘めて、鉄片に火を入れ、黙々とナイフをつくりあげるのだった。
傭兵部隊の男たちは、個性も経歴も目的も見事なまでにバラバラだった。リーダー的存在のルイス(グレアム・マクタビッシュ)は、金のためだけに戦う現実主義者。
SAS(イギリス陸軍特殊部隊)出身の一流の兵士だが、キレたら止まらないと恐れられる荒々しい性格。ボートの上では得体の知れない案内役のランボーを何かと挑発する。
ルイスとは対照的に、くつろいで楽しげに歌を口ずさむリース(ジェイク・ラ・ボッツ)は、数多くの戦場を体験し、今では何も感じない戦闘マシーン。
彼の歌をうるさがる元韓国軍兵士は、いかなる時も冷静な仕事人、エン・ジョー(ティム・カン)だ。
口の悪いディアス(レイ・ガイエゴス)は、国を守るという理想から湾岸戦争に参加して失望、それでも家族を養うためには唯一の特技である戦闘を続けている。
只一人だけ、捕われた支援団を称える男がいた。いまだに、人命を助けるために戦うという理想を追い求め続ける狙撃兵、スクールボーイ(マシュー・マースデン)だ。
ミャンマーに着いたとき、引き続き同行しようとするランボーをルイスが制止する。ランボーは眉一つ動かさず、彼らを離れ別の道を行くのだった。
その男を待つのは、世界で最も残忍な軍隊、そして最後の戦場――
反政府軍の青年の案内で、村に到着した傭兵たちは、我が目を疑う。そこには悲惨な戦場など見飽きたはずの彼らでさえ、目を覆うような虐殺の跡が残されていた。
折りしもそこへミャンマー軍が村人を連れて戻ってくる。身を潜める5人の前で、さらに無残な光景が展開される。村人に地雷を沈めた水田を走らせ、誰が生き残るか賭けるのだ。
敵が10数キロ離れた村に100人以上いると聞いた傭兵たちの頭には、目の前の殺戮ゲームをやり過ごし、撤退することしか頭になかった。
その時、どこからか飛んできた矢が、ミャンマー軍の兵士の頭を貫く。と、次々と射抜かれる兵士たち。
たった一人で彼らを片付けたのは他でもない、20年ぶりに怒りを取り戻した“案内”係のランボーだった。ものの数秒で圧倒的戦闘力を見せつけたランボーに驚愕する傭兵たち。
そして、彼は撤退を主張するルイスに矢を向けて言い放つ。「ムダに生きるか、何かのために死ぬか、お前が決めろ!」それはランボーの、昨日までの自分自身に向けた叱責でもあった。
行く手に待つのは、“世界で最も残忍”と恐れられる、ミャンマーのエリート殺戮軍。
果たして彼らは支援者を、そして虐殺に苦しむカレン族を救うことができるのか?5人の男たちを従えて、今、ランボーの最後の戦いが始まる──!


原題はシンプルに"RUMBO"。
シリーズ第4作目。
といっても主人公が同じというだけであって、話に関連性はないので、前作が20年前だからといって内容を忘れていたり(私です)、未見であろうと、関係なく楽しめます。

思えば1作目は、「地中海殺人事件」と同時上映だったような…。
あの時代は、同時上映があたりまでした。
しかも、何の関連性もない映画が…。
なぜか観る人の好みなんて度外視の、まさにジャンルの混沌でしたね。

しかし、相変わらずのストーリーの骨太さです。
シンプルで非情にわかり易いです。
戦争の無意味さ、残酷さがストレートに伝わってきます。
巧妙に仕組まれたストーリーもいいけれど、本来映画とはこうあるべきなのかもしれませんね。
映像の残酷さが取り上げられているようですが、オブラートにくるんでいては伝わらないこともあるとは思います。
戦争は、殺し合いは、悲惨なことなのです。

本作は、ミャンマーの実情をかなりリアルに再現しているそうです。
私がニュースで見かけるミャンマーは、スーチーさんのことくらい…。
ニュースだけではわからない実情を知ることができる点でも、この映画の存在価値は高いのではないでしょうか。

なお、本作をもってランボーシリーズは終わりだと思っていましたが、どうやら5作目を製作中なのだそうです。
スタローン、頑張れ!

内容★★★★★







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