2009/10/06 (Tue) 10:19
2006
貧困と犯罪が渦巻くボストン南部で生まれ育った二人の男。
ビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)は、犯罪者の一族に生まれ、自らの生い立ちと訣別するために警察官を志す。一方、ボストン南部一帯を牛耳るマフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)の手によって、幼い頃から腹心の弟子として育てられてきたコリン・サリバン(マット・デイモン)もまた、警察官を志す、、コステロの内通者となるために。
同じ警察学校で優秀な成績を収めた二人は、お互いの存在を知らぬまま、それぞれの道を歩き出す。
マフィアへの極秘潜入捜査を命じられたビリーは、自ら犯罪者へと身を落としてコステロのもとへ身を寄せ、少しでも疑われれば殺される、危険と背中合わせの日々を送る。一方コリンは、エリート警察官としてマフィア撲滅の最前線に立ちながら、警察の動きをコステロに逐一知らせ、捜査の手から逃し続ける。
やがて、マフィアと警察の双方で始まったスパイ探し。自分の正体を暴かれることなく、どちらが先に相手にたどり着けるのか。
オリジナルを忘れないうちにと、何とか時間を作り観てみました。
オリジナルと比べ劣るという評価を良く見かけるのですが、どうでしょう。
ストーリーは意外なほどオリジナルに忠実な場面が多く、逆に驚きました。
舞台やキャラ設定など細かい点は違いますが、決定的に違うのはその雰囲気と暴力描写ですか。
なので、好き嫌いは、どちらの雰囲気が自分に馴染むかで決まるのだと思います。
悲壮感ではオリジナルが上かもしれませんが、細かい点でリファインされたこちらは気になっていた細かい点も直っていています。
私は洋画に馴染んでしまっているので、どうしてもこちら寄りになってしまいす。オリジナルのあの独特の暗い雰囲気が苦手なのかもしれません。
俳優的にはいい勝負だと思っています。
また、ストーリーをあまりいじらずに見事に雰囲気を変えてしまった力量は素晴らしいと思いました。
また、ラストもこちらのほうがもやもやがなく、私の好みです。
もうひとつ。冒頭で子供のサリバンがウルヴァリンのコミックをもらっているのが気になって仕方なかったです。関係ないですが。
どうやらこちらも続編の企画だけはあるらしいのですが…。
レオナルド・ディカプリオ…「ギャング・オブ・ニューヨーク」「ブラッド・ダイヤモンド」「ワールド・オブ・ライズ」と雰囲気がかわってからの彼も好きです。
マット・ディモン…「ジェイソン・ボーン」シリーズ、「レインメーカー」「リプリー」あたりが好きです。意外に最近活躍していないようです。
「崖の上のポニョ」の英語吹替えの耕一を担当したそうです。
ジャック・ニコルソン…一度見たら忘れられないすごい印象がありますが、私的にはあまり好きな映画がないです。「カッコーの巣の上で」くらいですか。
マーティン・シーン…子供達(エミリオ・エステヴェス、チャーリー・シーン)の出演している「ヤングガン」は観たばかり。でもこの人の出演している映画で好きなのは残念ながら今のところありません。
監督マーティン・スコセッシ…10作近く観ているのですが、あまり好きな映画がないです、正直言って。「タクシー・ドライバー」と本作と、本作と同じくディカプリと組んだ「ギャング・オブ・ニューヨーク」くらいですか。
2010年公開予定の「シャッターアイランド」は、なんとコンビ4作目ですか。気になりますね。うっ、でも「アビエイター」まだ観てない…。
内容★★★★★
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