2010/03/21 (Sun) 11:50
2009
監督:紀里谷和明
出演者:江口洋介、大沢たかお、広末涼子、ゴリ、要潤、玉山鉄二、チェ・ホンマン、中村橋之助、寺島進、平幹二朗、伊武雅刀、奥田瑛二
上映時間:128分
1582年、天下統一を目指した織田信長はその夢目前にして、家臣、明智光秀の謀叛により本能寺で暗殺される。しかし、信長の右腕であった豊臣秀吉が光秀を討伐。その功績をもって信長の後を継ぎ、豊臣政権を樹立する。
世は火種を残しつつも、一時の平和を謳歌していた。とはいえ格差は広がり、景気は悪く、民衆の生活は一向に楽にならない。そこに彗星のごとく現われる一人の義賊。天下の大泥棒、その名は石川五右衛門。超人的な身体能力を武器に、金持ちから盗み、貧しきものに分け与える英雄に庶民は熱狂していた。
ある夜、五右衛門は紀伊国屋文左衛門邸の財宝の中に南蛮製の箱を見つけるが、盗み出した後で中身が空であることを知り、屋根から放り捨ててしまう。
翌日、五右衛門は行動を共にしている猿飛佐助から、石田三成が紀伊国屋邸に乗り込みながら箱を手に入れることが出来なかったため、当代随一の使い手である霧隠才蔵を差し向け、躍起になっていることを聞く。
箱を再び手に入れようと貧民街へ向かった五右衛門は、役人の又八が偶然箱を手にした少年、小平太の母を斬り殺す現場に居合わせる。その瞬間、五右衛門の胸によみがえる、両親を斬り殺された悲しい過去。箱を抱えて駆け出していく五右衛門と追う才蔵。森を抜けて戦うふたりを見つめるのは、かつて2人を信長の忍びとして厳しく育て上げた服部半蔵だった。
石田三成が霧隠才蔵を、徳川家康が服部半蔵を使い、血眼で手に入れようとしている箱の中には、織田信長暗殺に関する重大な秘密が隠されていた。衝撃の事実を知った五右衛門は単身で大坂城に乗り込むが、思いがけなくも茶々と再会することになる。かつて信長のいた安土城で、五右衛門は少女だった茶々の護衛を任され、互いにほのかな恋心を抱いていたのだった。
ついに自らの運命と向き合い、闘うために立ち上がった五右衛門。侍を夢見ながら運命に翻弄されていく霧隠才蔵。権力を手に五右衛門の愛する人々を奪っていく豊臣秀吉。次の天下を狙い、秀吉暗殺を企てる石田三成。戦乱の世を終わらせるために心を砕く茶々。新しい時代を目指そうとする徳川家康と服部半蔵。それぞれの思いを胸に、壮絶な戦いの火蓋は切って落とされようとしていた。
時代劇というより、時代劇の舞台を借りたヒーロー物という印象。
アクションも演出も格好良く、映像も美しく、ストーリーも明快な割には飽きさせなかったです。
アクションヒーロー物が大好きな人には、堪らない映画だと思います。
日本のアクション系の映画もここまできたか、という感じでうれしかったです。
キャストもかなり豪華で、見知った顔があちらこちらに出ています。
大胆にアレンジした歴史観も、私は気に入りました。
CGが数箇所、やりすぎというか、しょぼかった点がなかったわけではありませんが、大満足の映画でした。
続編の予定もあるとかないとか。
かなり期待しちゃいますね。
内容★★★★★
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