2010/01/07 (Thu) 10:54
2007
監督:山崎貴
出演者:吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、堀北真希、須賀健太
上映時間:146分
前作から4ヶ月経った昭和34年の春。日本は東京オリンピックの開催が決定し、高度経済成長を迎えようとしていた。未来へ向けて大きく変わろうとしていた日本だが、東京下町の夕日町三丁目でもちょっとずつ変化が起きていた。
相変わらず売れない小説を書いている茶川竜之介(吉岡秀隆)は、淳之介少年(須賀健太)と共に暮らしていたが、黙ってふたりの前から姿を消してしまったヒロミ(小雪)への想いを断ち切れないでいた。そこへ川渕(小日向文世)がふたたび淳之介を引き取りにやってくる。川渕は淳之介に対する茶川の真剣な想いを知り一端は引き返すことにするが、茶川が淳之介と暮らす条件として、まともな生活が出来るようにきちんと証明することを約束させられる。
一方、商売も軌道に乗り、六子(堀北真希)も一人前に仕事をこなせるようになった鈴木オート(堤真一)の家では、事業に失敗した親戚の娘の美加(小池彩夢)をしばらく預かることになる。お嬢様育ちの美加はお手伝いさんのいない生活に戸惑い、なかなか鈴木家の人たちと打ち解けられないでいた。しかし、早くにお母さんを亡くしている美加は、鈴木家の母・トモエ(薬師丸ひろ子)の大らかな人柄と町の人たちの愛を前に、徐々に心を開いていく。
六子は集団就職で一緒に上京してきた幼馴染の武雄(浅利陽介)と偶然再会し、恋の予感を感じる。恋といえば、鈴木オートの一人息子・一平(小清水一揮)も新しく家族の一員となった美加を意識しているようだ。
そのころ、ヒロミは父親の借金返済のためにゴールデン座で踊り子として働いていた。ヒロミの噂を聞きつけた鈴木オートの仲間たちは、煮え切らない茶川を無理やりゴールデン座に連れて行き、彼女に合わせようとする。しかし、ふたりがそこで見たのは、大阪の金持ち旦那に求婚されているヒロミの姿だった。すっかり落胆する茶川……。そんな茶川のもとに、ふたたび川渕が現れる。淳之介が値上がりした米代を支払うために小学校の給食を我慢していたことを聞きつけたのだ。今度こそ淳之介を連れて帰るという川渕。崖っぷちに立たされた茶川は、川渕に淳之介を養っていけることを証明するため、そして立派に作家となってヒロミを迎えに行くために、諦めていた“芥川賞受賞”の夢を再燃させ、再び純文学の執筆を開始する。夕日三丁目の面々は茶川の夢を応援するため、一丸となって協力をする。
やがて、茶川が芥川賞候補に選出されたという朗報が入り、町は興奮に沸く。
しかし、そのころ六子は武雄と怪しい男が話している現場を偶然目撃してしまう。その男はどこかで見た顔だった。これは一体……?
はたして茶川は芥川賞を受賞するのか? ヒロミは戻ってくるのか? 淳之介と暮らすことができるのか? 六子と武雄、一平と美加の恋は?
三丁目の人々にはどんな未来が待っているのか――?
キャストも雰囲気もそのままに、まさにその後が描かれています。
1作目でファンになった人には、これほどうれしい作りかたはないですよね。私もそうです。
お金では買えない、ささやかな幸せがいっぱい詰まった映画です。
ずっと彼らを観ていたいので、ストーリーは多少妥協しますから、是非続編を作って欲しいです。
絶妙のタイミングでかかるテーマ曲も堪りません。
追われる毎日ですが、こうやって家族でゆっくり夕焼けを眺めて、幸せを噛みしめるのも大事だなって思います。なんとか時間を作らなきゃ。
内容★★★★★
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