2010/02/09 (Tue) 11:23
2008
監督:冨樫森
出演者:竹野内豊、水野美紀、広田亮平、吉田里琴、小池栄子、小日向文世
上映時間:115分
写真館を営む父・深沢雅仁(竹野内豊)と音楽教室で働く母・慶子(水野美紀)、恥ずかしがり屋で心優しい小学4年生の長男・英治(広田亮平)、元気いっぱいの幼稚園児の長女・絵里奈(吉田里琴)といたずら好きなゴールデン・レトリーバーの金之助。美しい田舎の町で、笑いの絶えない日々を送っていた深沢家に、突然、不幸が降りかかった。2人で買い物に出た英治と絵里奈が交通事故に逢い、英治は命を取り留めたものの、絵里奈は帰らぬ人となってしまった。子供だけで外出させてしまったことに自責の念に駆られる雅仁に、悲しみに暮れる慶子。そして妹を失い心に傷を抱えながらも、健気にふるまう英治。それぞれに重すぎる苦しみを背負わされた家族が、たどる再生の道とは…。7年ぶりとなる竹野内豊主演、悲しみを乗り越えていく家族の愛と絆を描いた、感動のドラマ。
原作は、"Wenny Has Wings" by Janet Lee Carey。
いつもは当たり前のように生活してしまっていますが、家族一人が欠けるということが家族全体のバランスを崩し崩壊させてしまうということを、改めて考えさせられる映画でした。
だれが欠けても悲しいけど、その悲しみを乗り越えるためには、家族がお互いに支えあっていかなければならないですよね。
理屈はわかっていても、すぐに心を切り替えられないというのもわかる気がします。
心を閉ざしてしまった両親に拒絶された形になった息子は友達やカウンセラーに支えられ、母親は息子と身篭っている子供に支えられ、立ち直ってゆきます。
こういうのをみると、人っていうのもいいものだなぁなんて思ってしまいます。人はやっぱり一人では生きてゆけないですよね。
英治君の妹に宛てた手紙にも泣けたけど、エンディングに流れる平井堅「いつか離れる日が来ても」が止めを刺しました。
日々を当たり前と思わずに、家族で過ごせることを感謝しながら生きてゆきたいと思いました。
内容★★★★★
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