2009/02/05 (Thu) 09:30
新潮社
2007年8月
ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ。
勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはずだった――。二転三転する〈真相〉、リフレインの度に重きを増すテーマ、押し寄せる感動! 青春ミステリの逸品。
本屋大賞2008年第2位。
なるほど、読み易いし、確かに面白かったです。
ロードレースをやったことのない私でも臨場感が味わえるほど、描写も素晴らしいです。
また、肌理細やかな心理描写も、この作品を単なるスポーツ小説にはしていない点ではないでしょうか。
勿論、真相が二転三転し、最後に感動させるその構成も素晴らしいとしかいいようがありません。
読んでよかった。
この作者の他の作品も読んでみたいです。
これは生徒にも薦めるつもりです。
内容★★★★★
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