2009/06/28 (Sun) 13:48
太田出版
2006年8月
「虹ヶ原」という土地を舞台に、小学校の同級生たちの過去と今が交錯する…。子どもたちのうわさ、トンネルの中の怪物、家族の秘密、蝶の異常発生……あらゆる糸が絡み合い織り成す、新世紀黙示録。
かなり重いです。
時間軸が入り乱れていて、把握するのが難しいです。
あまり感情的な人が見当たらず、無気力に支配されているようで、現代を現しているようにも思えますが、怖いです。
解釈の仕方はいろいろあると思います。
「たとえ世の中がどんなに不毛だとしても、強い意志を持ちなさい。君の人生の行く先は君が決めていいんだよ」
どうこの本を受け止めるかも、自分で決めなさいということかな、と私は思いました。
内容★★★★
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