2009/05/11 (Mon) 19:05
講談社 シリウスKC
2008年6月
講談社 シリウスKC
2008年11月
四年前、未曾有の「大災厄」が東京を襲った。23区の半ばが壊滅、死者・行方不明者は200万人に達した。比較的被害の少なかった都内外縁の12区を残し、被災地は治安悪化を理由に何重にも防壁が張られて封鎖区域指定された。それが「東京第十三区」である。
「大災厄」で家族を失い第十三区からただひとり生還した高校生のハルは下校途中、日本刀を振るう大男・不二丸と銃器を乱射する特殊部隊との戦いに巻き込まれる。その最中、ハルは戦いの元となった化性応身刀「真名」を手にしてその場から逃走する。翌朝目が覚めると、刀は美しい少女の姿になっていた。360年前から方の姿で眠っていたという少女・真名をアパートにかくまったものの、葵機関や不二丸の仲間の「ななつさや」の手はハルの周辺に迫ってくる。そのような状況の中、ハルは「大災厄」で失った過去と向き合うため、真名と共に第十三区への侵入を決意する。
しかし、ハルたちの動きは葵機関の網にかかり、第十三区の壁の前で彼らに包囲される。そこに奇襲をかけてきた「ななつさや」の二尾と空五倍子。血臭に満ちた修羅場の中で、ハルの中に眠る真名の使い手・空士朗が目覚め、真名を化性応身刀へと転身させて、ななつさや二人を斬り伏せる。しかし、その一部始終は葵機関を動かす代議士・松平の知るところとなり、ハルに接触してきて、「大災厄」の正体とその原因が日本の第五の州「ヤマタ」の不完全な復活によるものだということや、ななつさやがヤマタの戦闘部隊だということを語る。
葵機関から監視と護衛のために派遣されてきた魔術剣士クリスに反発したハルは、彼女に剣道で勝負を挑むが惨敗し、ななつさやを斬り伏せた力が空士朗からの借り物であったことを思い知らされる。「刀」である真名が哀れだとクリスに侮蔑されたハルは、真名に応えられる強さを身に付けることを決意し、カズナリの祖父の古流剣術道場の門を叩く。そして、そこで引き合わされた久藤清一は空士朗と同じ剣技を見せたのだった。
これ、「クロスブレイド」と読むそうです。って表紙にちゃんと書いてありますが…。(実は、「エックスブレイド」だと思ってました。)
この5巻をもって、第1部は終わりだそうです。
「ここで終わり?」ってな感じで終わってますが、ちゃんと連載は続いているのでちょっと安心です。
どうしても、お約束の展開って感じが拭えないですが、それでもこういう燃える展開大好きです。
やっぱり熱い主人公は大好きです。
内容★★★★
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