2009/07/30 (Thu) 10:16
2006
裏切り者に対する暗殺の任務を2度成功させ、00(ダブルオー)エージェントに昇格した若きジェームズ・ボンドは、その初めての任務で犯罪組織の資金源の調査とその根絶に乗り出す。生け捕りが必要な爆弾魔を追跡中に射殺し、おまけにアフリカの小国の大使館に侵入、これを爆破するなど、若さゆえの失敗を犯しMにも厳重注意を受けるが、爆弾魔から取り上げた携帯電話の情報をもとに調査を進めるうちに、MI6にも注目されているル・シッフルという謎の男が浮上する。
ル・シッフルは涙腺の異常で血の涙を流し、常に喘息の薬を吸引しており、表向きは会計士および投機投資家であるが、その正体は天才的な数学の才能を活かし、パートナーでテロ組織幹部のミスター・ホワイトとの協力関係のもとに世界中の犯罪組織から資金を集めその運用を請け負う死の商人だった。マイアミ国際空港で新型ジェット旅客機の発表会を狙ったテロを起こし株式市場での大儲けを企むが、ジェームズ・ボンドに直前で阻止され、1億ドル以上の大損をこうむり、各国の犯罪組織から得た投資金を返済できない窮地に陥る。チェスやポーカーの名人でもあるル・シッフルはこの損失を、モンテネグロのカジノのテキサス・ホールデムで勝つことで埋めようとする。これを察知したMI6は、カードゲームに通じたボンドを派遣、ル・シッフルの思惑を阻止しようとする。
一度は賭けに負けた上に毒殺されかけたボンドだが、CIA局員のフェリックス・ライターや、財務省の派遣した調査員ヴェスパー・リンドらの協力を得て、最後の大勝負に勝つ。しかし、その直後にヴェスパーがル・シッフルに拉致され、救出に向かったボンドも捕獲されてしまう。ル・シッフルはボンドから銀行口座の暗号を聞き出そうと拷問にかけるが、そこに到着したミスター・ホワイトに、大損を出したことを理由に殺されてしまう。無事に戻ったボンドは、ヴェスパーと結婚し、諜報員稼業から足を洗おうと考える。しかし、そのボンドを待ち受けていた運命は……。
シリーズ21作目だそうです。
多分全部観てきたと思うのですが、これはちょっと敬遠してました。
なぜかというと、主役がボンドのイメージと違った印象を受けたのと、昔の「カジノ・ロワイヤル」のイメージのためです。
しかし実際この映画を観て、すべては吹き飛びました。
これは面白いです!
映画の長さはシリーズ最長だそうですが、まったくそれを感じさせませんでした。
練られたシナリオ、完璧でなく人間味があるボンドのキャラ設定、そしてなにより主役のダニエル・クレイグがそれにハマっていて素晴らしかったです。
この人、「ライラの冒険」のアスリエル卿もやってたんですね。気付かなかった…。
前半のアスレチックのようなアクションにも目が釘付けだし、新兵器があまり出てこないのもいい感じでした。
これはシリーズ初の続編「慰めの報酬」も観るしかないですね。
内容★★★★★
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