2009/11/16 (Mon) 10:41
2006
監督:リチャード・リンクレイター
出演者 グレッグ・キニア、イーサン・ホーク、パトリシア・アークエット、アヴリル・ラヴィーン
原題:Fast Food Nation
上映時間:108分
製作国:アメリカ合衆国、イギリス
利潤の追求に専心するハンバーガー・チェーン“ミッキーズ”の本社幹部。劣悪な労働条件の下、下請けの精肉工場で酷使されるメキシコからの不法移民。そして店舗で、時給を稼ぐために勤務時間をやり過ごす学生アルバイトたち。交わることのなかった三者が“牛肉パテへの大腸菌混入”という事実の発覚によって交わり、食の安全性や格差社会、環境破壊などの社会問題が病巣が炙り出されていく――。エリック・シュローサーのベストセラー「ファーストフードが世界を食いつくす」を原作に、ファーストフード業界の実態を描いたドラマ。
いろいろな問題が複雑に絡み合って、不正というのは簡単には是正しないであろうと改めて実感しました。
その点では、かなり勉強になりました。
ただ、勿体ないと思ったのは、映画のつくりとしてはあまり上手だとは思えなかったこと。
いろいろ詰め込みすぎて、焦点がぶれてしまっている気がします。
でも、こういう映画をつくろうというその意識はおおいに賛成です。
ファーストフードばかり取り沙汰されている気がしますが、ここ最近の食品偽装の発覚もあり、他の食品にも眼を向けなければいけない気もします。
この映画にあることは、他の食品関係すべてにも当てはまることだと思うし、もっと広く見れば、すべての企業に当てはまるとさえいえるのではないでしょうか。
利益追求が至上主義の企業体質の怖さを痛感です。
内容★★★★
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