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2009/12/15 (Tue) 11:58

2001
監督:ローランド・ズゾ・リヒター
出演者:ハイノー・フェルヒ、ニコレッテ・クレビッツ、アレクサンドラ・マリア・ララ、ゼバスチャン・コッホ
原題:Der Tunnel
上映時間:167分
製作国:ドイツ

1961年。第二次世界大戦が終わり、東西に分断されたベルリン。共産主義下の東ベルリンで抑圧された生活を送っていたハリーは偽装パスポートと変装で検問所を無事通過、自由を手に入れた。西ベルリンでは親友で設計技師のマチスが2人の仲間とともにハリーのことを待っていた。しかし、ハリーは東側に妹家族を残し、マチスもまた妻と子供を残していた。ハリーは一刻も早く妹を救出するためにベルリンの壁の下にトンネルを掘る、という大胆な計画を思いつき、実行に移す事を決意。深さ7メートル、全長145メートルのトンネルを極秘に掘り進めるハリーたちだったが、東ベルリン当局のスパイに計画を嗅ぎ付けられそうになり、トンネル堀りは命の危険と常に隣り合わせの作業だった。彼らは無事に愛する家族と再会を果たせるのだろうか……。


実話に基づいているそうです。
壁に隔てられ、大切な人と会えない、暮らせない人たち。
一緒になるために、車で壁をぶち破る人もいれば、約1年もの月日をかけて145メートルのトンネルを掘ろうと思う人もいる。
その愛の深さは、感動以外の何ものでもないです。
北朝鮮でも掘っている人がいるのかな、なんてちょっと思ってしまいました。

ナチスが滅んでも、苦しむ人たちはまだまだいたのですね。
日本も占領により分断されていたら、どうなっていたのかとか、いろいろ考えてしまいます。

構成もよく、長いながらもだれることのない映画でしたが、もう少し短くできた気もします。

内容★★★★


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