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2009/03/22 (Sun) 01:02

小学館
2007年11月

時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。
映画化企画進行中!新しい英傑がここにある。
城戸賞受賞、注目の大型新人脚本家が自ら小説化!武・智・仁で統率する従来の武将とは異なる、駄目だが人間臭い魅力で衆人を惹きつけて止まない英傑像を提示した、まったく新しいエンタテインメント小説。


2009年本屋大賞ノミネート作品。

「のぼう」は「でくのぼう」からついた綽名だそうです。
成田軍vs石田三成の戦いを描いています。
「のぼう様」を取り巻く3人の武将はなかなかに魅力的なキャラクターですが、肝心な「のぼう様」の良さがあまり伝わってこないような…。
そして、その「のぼう様」のために命を投げ出す百姓たちの気持ちもこの本からは伝わって来ず、あまり納得できませんでした。
史実を基に描かれているので、歴史の勉強とわりきれば、わかりやすく良いのですが、小説としての惹きつける魅力というものはあまりないような気がします。
ちょっと残念。

内容★★★


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