2009/02/28 (Sat) 10:17
講談社
2006年10月
ただ、走る。走る。走る。他のものは何もいらない。
この身体とこの走路があればいい……
「1本、1本、全力だ」
そして、俺らはいつものように円陣を組んだ。総体に行くためだけでなく、タイムを出すためだけでなく、鷲谷と戦うためだけでなく、何より、俺たち4人でチームを組めたことのために走りたいのだった。
「この決勝走れて、どんなに嬉しいか、言葉じゃ言えねえよ」
全3巻圧倒的迫力の完結編!!
新二も3年生。
1年生のときは健ちゃんと連だけを見ていて、2年生でライバル達、3年生では仲間とそして自分自身を意識するようになったりと、かなり成長しているのがわかります。
現にこの巻では、健ちゃんの比重はかなり少なくなっています。
陸上に限らず、またスポーツにとどまらず、どんなことでも結局は自分自身との戦いなんだ、ということをわかりやすく教えてくれる本でした。
内容★★★★★
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