2009/08/12 (Wed) 10:27
2008
海辺の小さな町。崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、ある日、クラゲに乗って家出したさかなの子・ポニョと出会う。アタマをジャムの瓶に突っ込んで困っていたところを、宗介に助けてもらったのだ。
宗介のことを好きになるポニョ。宗介もポニョを好きになる。「ぼくが守ってあげるからね」
しかし、かつて人間を辞め、海の住人となった父・フジモトによって、ポニョは海の中へと連れ戻されてしまう。人間になりたい!ポニョは、妹たちの力を借り て父の魔法を盗み出し、再び宗介のいる人間の世界を目指す。危険な力を持つ生命の水がまき散らされた。海はふくれあがり、嵐が巻き起こり、妹たちは巨大な 水魚に変身して、宗介のいる崖へ、大津波となって押し寄せる。海の世界の混乱は、宗介たちが暮らす町をまるごと飲み込み、海の中へと沈めてしまう―。
少年と少女、愛と責任、海と生命。神経症と不安の時代に、宮崎駿がためらわずに描く、母と子の物語。
純粋な物語だと思いました。
最初、キャラデザインのせいで、低年齢層向けのイメージを持っていたのですが、そこは宮崎監督、大人でも十分楽しめる作りになっています。
まず、ポニョの声がとてもよかったです。
とても無垢な感じが伝わってきて、聞いていて気持ちよかったです。
そして、それにとても似合うシンプルなストーリー。
水が町に押し寄せたとき、その被害ばかり気になって、純粋に物語を楽しむことができない自分がちょっと悲しく、自分が大事なものを失ってしまったことに気付き寂しくなりました。
そう、純粋に喜びを表している子供たちや老婆たちが眩しかったのです。
家族みんなで観るのもいいけれど、たまにはひとりでじっくり観るのもいい、そんな映画でした。
内容★★★★★
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