2009/04/29 (Wed) 17:31
小学館 IKKI COMIX
2007年8月
小学館 IKKI COMIX
2008年8月
②ジムがふたりの少年・海と空を守る理由―彼は40年前、空とよく似た少年を殺めていた。しかし、空は嘗てのジムの相棒・若き天才学者アングラードの元へと去る。
「わたしがしなくちゃいけない事がある」明るさを失った海とともに、空とアングラードを捜す旅に出た琉花だが…
そして、凪は嵐へと豹変する。
③漆黒の海中へと消えた空。その光景を目撃した琉花の体内に残された”隕石”は琉花と海、アングラードを外洋へと導く。そして琉花がみた海と空、ジムとアングラードの過去…
徐々に明かされるそれぞれの思惑と、海洋に蓄えられた恐ろしくも美しい記憶たち。すべては繋がりはじめ、物語は大きなうねりの中へ―
物語は、まるで海のようにどんどん大きくなっていきます。
1巻はまさに氷山の一角に過ぎなかったです。
海と空、アングラードの生い立ちも明かされますが、謎は解明されるどころかどんどん深くなっていくばかりです。
私が海を怖く感じるのは、やはり未知なる物への恐怖心なのでしょうか。
随所に良い言葉がちりばめられていて、いろいろ考えさせられる本です。
内容★★★★★
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