2009/01/13 (Tue) 00:52
1996
カリフォルニア州の田舎町ウッズボロー。ある夜、家でビデオを見ようとしていた高校生ケイシーに、不審な電話がかかってくる。ただのイタズラ電話と軽くあしらっていると、声の主は次第に異常な本性をあらわす。「クイズを出す。答えられなかったら殺す。冗談じゃない。庭の電気をつけてみろ」。そこには恋人のスティーヴが椅子に縛りつけられていた。「こんなふうに殺されたくないだろ?」。次の瞬間、彼女の目の前でスティーヴは惨殺された。パニックに陥ったケイシーは必死に逃げ出そうとするが、室内に姿をあらわした脅迫者は彼女にナイフを深々と突き刺した。間もなく帰宅したケイシーの両親が発見したのは、内蔵をえぐられ木にぶらさげられた彼女の、まだ生温かい死体だった…。
翌朝、ケイシーの通っていた地元の高校には警察や報道陣が詰め掛け、大変な騒ぎになっていた。彼女のクラスメイトだったシドニー・プレスコットは親友テイタムからこの悲惨な事件について知らされた。「警察は、1年前のあの事件以来の凶悪事件だと…」。テイタムはそこで口をつぐんだ。1年前の事件で殺されたのはシドニーの母だったのだ。いまだ傷が癒えないシドニーは、恋人のビリーや友人達と一緒にいても暗い気持ちになってしまう。おまけに、昨年の事件の報道で一躍名を売った芸能レポーターのゲイルがしつこくつきまとう。忌まわしい記憶を呼び起こされ、シドニーは苛立ちを覚えるのだった。
父の出張中、一人きりのシドニーに不審な電話がかかってくる。友人の悪ふざけかと受け流す彼女に、電話の声は「電話を切ると母親の様に死ぬぞ!」と怒鳴った。
その時、いきなりムンクの『叫び』を模したハロウィンのマスクを被った犯人が家に侵入、ナイフを振り回してきた。出口を塞がれ、追い詰められるシドニー。間一髪ビリーが窓から現れ、犯人は入れ違いに姿を消した。しかし、ビリーが落とした携帯電話と出来過ぎた登場に彼女は疑念を抱く。駆けつけた警察はビリーを容疑者として連行した。だがその夜、テイタムの家に身を寄せたシドニーに、全てを見透かしたような犯人からの電話がかかってくる。犯人はビリーではなく、他にいるのか? 彼女は再び、言い知れぬ恐怖に捕われた。
事件以来、異常な興奮に包まれている学園。犯人は大胆にもそのトイレに忍びこみ、再びシドニーに襲いかかる。彼女は犯人を振り払い、やっとのことで逃げ出した。神出鬼没の犯人に対し、警察は町に外出禁止令をしき、休校も決定された。だが、逆にこの異常事態を楽しむ生徒たちは、休校記念パーティを開催する。テイタムに誘われたシドニーは、パーティ会場で釈放されたビリーに再会。互いのわだかまりも解け、シドニーはビリーへの信頼を取り戻す。一方事件がまるで他人事であるかのように、ビールを飲みホラー・ビデオで盛り上がる仲間たち。レポーターのゲイルもシドニーを追いかけてやって来た。そして犯人も、既にパーティ会場に侵入していた。果たして、殺人者は何者なのか? その目的は何なのだろうか?
会話は、スプラッタームービーに関しての話題が結構出てきて、マニア向けのようにも感じられますが、そのひねってあるストーリー展開には、詳しくなくても楽しめると思います。
ひねりすぎな感も感じなくはないですが…。
…ただ、この手の映画はどれもそうですが、二回見るのはちょっときついかな?
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