2010/01/19 (Tue) 10:27
2006
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演者:イヴァナ・バケロ、セルジ・ロペス、アリアドナ・ヒル、マリベル・ヴェルドゥ
原題:El laberinto del fauno、英題:Pan's Labyrinth
上映時間:119分
製作国:メキシコ、スペイン、アメリカ
1944年のスペイン。内戦で優しかった父を亡くしたオフェリアは、母カルメンの再婚相手、独裁者フランコに心頭するヴィダル大尉の元に身を寄せる。大尉の子供を宿した母は日に日に衰弱し、その義父は残忍な本性をオフェリアにちらつかせる。孤独と不安に苛まれ、森を彷徨うオフェリアが足を踏み入れたのは謎めいた迷宮(ルビ:ラビリンス)。驚く彼女の前に羊の姿をしたパンが現れ、夢のような言葉を囁く。「あなたは魔法の国のプリンセスかもしれない」。空想好きなオフェリアは、その言葉を真実だと思った。少なくとも、今自分が暮らしている現実の世界よりリアルに思えたのだ……。
映画全編を覆う暗い雰囲気。
ファンタジーと言っても、「ハリー・ポッター」や「ナルニア」とはまったく違います。
勇気や友情や希望がテーマというわけではないようです。
その、生理的に訴えてくる気持ち悪い魔法の国の世界観と、悲惨ともいえる現実…。
正直、私はどっちも嫌でした。
少女が現実逃避のために作り出した世界なのか、実在するのかは、観る人の判断に委ねられた映画なのだと思いますが、私は悲観的に見る傾向があるので、どうしても前者に思えてしまいます…。こればっかりは直りそうにないですね。
内容★★★★
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