2009/12/17 (Thu) 09:52
2007
監督:アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド
原題:earth
上映時間:98分
製作国:イギリス、ドイツ、アメリカ合衆国
はるか50万年前、地球という星に巨大な隕石が衝突した。宇宙の大惨事に匹敵するこの衝突事故こそが、この星に生命が誕生する瞬間であった。そして現代。氷の地から熱帯の森、深海におよぶ壮大な自然界でたくましく生きるものたちがいる――。『ディープ・ブルー』のスタッフが再集結し、制作5年、撮影日数のべ2,000日をかけて、最新の撮影技術をもって、ホッキョクグマ、象、ザトウクジラの親子たちの生命のドラマを映し出す。
もうとにかく圧巻でした。
私はブラウン管と普通のDVDしかない環境ですが、それでもその映像の美しさには何度も呆然としました。
これを映画館とかブルーレイで観たら、どうなっちゃうんでしょうね。
自然のほとんどない場所に暮らしている私には、この美しい景色が現実だという実感さえ湧かなかったです。
普通に暮らすこと自体、この美しい自然を徐々に破壊してしまっているという現実の認識が薄いのは、こういうところに原因があるのかもしれないなんて思ったりもしました。
景色だけでなく、生物にも目が釘付けでした。
弱肉強食、そして生きるための長い大移動など。
彼らは常に死と隣りあわせで生きているのだと改めて実感。
こうして安穏と生きている私たちは、その毎日を当たり前と思わず、大切に使っていかなければならないのではないでしょうか。
言葉は少なくとも、映像で訴えてくる、とっても考えさせられる映画でした。
内容★★★★★
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