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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2009/11/17 (Tue) 11:51

2006
監督:ポール・ヴァーホーヴェン
出演者:カリス・ファン・ハウテン、セバスチャン・コッホ、トム・ホフマン
原題:Zwartboek
上映時間:144分
製作国:オランダ、ドイツ、イギリス、ベルギー

1944年、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。
若く美しいユダヤ人歌手ラヘルは、ドイツ軍から解放されたオランダ南部へ逃げようとするが、何者かの裏切りによって両親や弟をナチスに殺されてしまう。誰かが彼女たちの命を売ったのだ。
彼女は名前をエリスに変え、ブルネットの髪をブロンドに染め、レジスタンスのスパイとして諜報部のトップであるドイツ将校ムンツェにその美貌と歌声を武器に近づいて行く。だが憎むべき敵であるはずのムンツェの優しさに触れ、彼女は次第に彼を愛するようになる。
一方レジスタンスたちは、ドイツ軍に囚われた仲間たちを救出しようと画策する。しかし作戦は失敗に終り、ドイツ側に寝返ったという濡れ衣がエリスに着せられてしまう―。


「スターシップ・トゥルーパーズ」のはじけっぷりで一躍私がファンになってしまったポール・ヴァーフォーヴェン監督が祖国オランダで製作した映画です。
なので、言語がオランダで英語の勉強にはなりません。

ナチスの残酷さも描かれていますが、私にとって印象的だったのは、ナチスから解放されてからの市民の行動でした。
ナチスに関わっていた人たちへの残忍な報復。
好き好んで、ナチスに関わっていた人ばかりではないだろうに。生きるために仕方なくという人が大半だと、私は思うのですが…。
鬱積された感情の放出なのか、結局みんな、立場が違うだけで、残酷さは同じように見えます。
人助けといいながら、私利私欲を貪る人たちも描かれています。
戦争を通して、人間の暗部を公平に描いた作品に私は思えました。

そうそう、この主演の女優カリス・ファン・ハウテン、「ワルキューレ」でトム・クルーズの妻役をやっています。私はまったく気付きませんでした…。

内容★★★★


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