2009/11/04 (Wed) 09:32
2007
ハーレムを仕切るギャングのボスに15年間仕えてきた運転手のフランク(デンゼル・ワシントン)は、ボス亡き後、一匹狼として生きることを決意。
ベトナム戦争の軍用機を利用して東南アジアの麻薬を密輸する計画を思いつき、大胆な行動力を発揮してそれを実行に移す。彼のビジネスのスタイルは、安くて良質な「商品」を生産者から直接大量に仕入れ、安価で幅広く大衆に販売するという、家電量販店の最先端のやり方を応用したものだった。
そのクールに考え抜かれた戦略によって、瞬く間に巨万の富を築き、マフィアからも一目置かれる麻薬王の座に上り詰めるフランク。
彼が派手な行動を慎んだことから、その正体は長い間誰にも気づかれずにいたが、ある日、ついに疑惑の目を向ける人物が出現する。
刑事のリッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)だ。警官が公然と恐喝や横領の悪事を働いていた時代、汚職に手を染めることを拒んで四面楚歌の身になった彼は、新しく配属された特別麻薬取締局で、ヘロインの供給ルートを粘り強く調査。顔の見えない敵であったフランクを、ジリジリと追いつめていく。
原題:American Gangster
史実に基づくと最初にテロップが出ますが、大半はフィクションとも言われています。
どちらにせよ、素晴らしい映画には違いありませんでした。
麻薬を売ることはもちろん許されることではないけれど、家族を省みないリッチーより、家族を大事にするフランクのほうについ肩入れして観てました。
フランクの生まれた境遇にも起因しているかも知れません。
それにしても、酷すぎる警察の汚職。
正義を貫くことで、自分の立場が悪くなるなんて…。
これって、今はもうなくなったのでしょうか。
日本はどうなのでしょう。
政治家、官僚とか見ていると、とても…。
内容★★★★★
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