2009/08/20 (Thu) 09:28
2005
「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本で注目を集めたポール・ハギスが脚本に加えて自ら製作と監督も務めた衝撃のヒューマン群像サスペンス。様々な人種が入り混じり、人種間の摩擦と緊張が極限にまで高まるアメリカのロサンジェルスを舞台に、次々と引き起こされる“衝突”の連鎖によって運命を狂わされていく人々の姿を多彩な俳優陣の豪華競演で描き出す。
クリスマスを間近に控えたロサンジェルス。黒人刑事グラハムとその同僚でヒスパニックの恋人リア。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリックとその妻ジーン。差別主義者の白人警官ライアンと同僚のハンセン。裕福な黒人夫婦キャメロンとクリスティン。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯、大きく狂い始める…。
人種差別という大きなテーマを根底に、様々な出来事が進んでゆきます。
ささやかな誤解からの衝突、やるせない日常からの怒りの矛先としての衝突、否応なしの衝突…。
微妙な摩擦からエスカレートする様がとてもうまく描けているように思えます。
まったく関連のない登場人物たちと思っていたら、最後にはみんな何らかの形で繋がっていたという点も、ちょっと凝っていてよかったかも。
確かにアメリカでの人種差別はすごいなと思いましたが、日本ではどうでしょうか?
いけないことと思っていても、無意識かで差別してしまっていることはないでしょうか?
日本人じゃない人をすべて「外人」と呼んだり、身構えたり…。
白人には下手に出て、黒人やアジア人には高圧的に出たりする人を見かけたことはありませんか?
内容★★★★★
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