嘘喰い 10-12 迫稔雄

集英社 ヤングジャンプ・コミックス
2008年12月

集英社 ヤングジャンプ・コミックス
2009年03月

2009年6月

⑩貘に勝利し、屋形越え惨敗の思い出を手にしてしまった迷宮の主・雪井出！！　“嘘喰い”という名の混沌が歪んだ秩序の迷宮を侵略していく！　負ければ即取り立ての生死を分かつ運命の迷宮勝負、三戦目開始！！
⑪三匹の野獣の剥き出しの本能がぶつかり合う！！　生き残りを賭けた壮絶なるバトルロワイヤルの結末とは！？　そして遂に姿を現す実物大・迷宮！　警視庁地下で争われる“嘘喰い”貘と天真の勝負方法とは…！！
⑫Lファイルと11億を賭けた実物大・迷宮勝負！　密室から密室へと進むその道筋は“嘘喰い”貘をも深き謎へと引きずり込む。天真の不可解な行動。そして、立会人・門倉を驚愕させる予期せぬ事態！　誰もが怪物となりえる迷宮で、プレイヤーが今、遭遇する！！


何という緊迫感でしょうか。
これはギャンブルの漫画ではなく、格闘漫画ですね。
知性と肉体の。
う～、次の展開が気になって仕方がないです…。

「世の中の人間…そのほとんどは救いようがないほどボケている。自分の隣や後ろを行く人間に何の関心も寄せず、裸の命をさらけ出し無防備に歩く。危機感など皆無の…平和ボケだ。最低限の危機管理は持ってしかるべきだと思わないか？世に起きている凄惨な事件などどこ吹く風…。皆、自分だけは安全、自分の周りの平和は無料でもらえると思っている。分かってないんだ…無料でもらえるものなどないと。うまい話はないと頭では分かっていても根底の部分が平和ボケしている。」
…この不景気のご時勢、就職難ひとつとっても、肝に銘じておかなければならないことかもしれません。

内容★★★★★