2011/06/08 (Wed) 09:46
角川つばさ文庫
2011年4月
研究所で働く母親と一緒に夏休みをすごすため、山の中にある村に来た妖怪好きの少年・淳史は、ヒマつぶしに村はずれの廃屋を訪れた。「妖怪がいるといいなあ」そう思った瞬間、豆富小僧は、ぽん、とその場にわいたのだった!淳史を追って外に出た小僧は、いろいろな妖怪たちと出会う。一方淳史は謎の組織・FF団により誘拐されてしまう!大騒動に、どうする小僧!?
アニメ化ということで読んでみました。
大人向けの「豆腐小僧双六道中ふりだし」や「豆腐小僧双六道中おやすみ本朝妖怪盛衰録」はページ数が多いので、もうちょっと後で。
環境問題に触れているので、子供たちがこれをきっかけに考えるようになるといいな、と思いました。
私の中で妖怪の定義が(考えたこともなかった)はっきりして、なんだかうれしかったです。
ストーリーはともかく、語りが面白くて楽しめました。
内容★★★★
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2011/05/06 (Fri) 10:57
2010/07/04 (Sun) 14:10
講談社
2010年5月
死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―。
主人公は若者言葉なんだけれど、その一言一言がシンプルで確信を突いているだけに胸に突き刺さってきます。
人はみんな、コンプレックスに凝り固まり、自己防衛として嘘で周りを固め、すべてを、誰かの、何かのせいにして生きているんですよね。
私も例外ではありません。
かなり辛いでしょうが、私もこの主人公に「違うんじゃね?」なんて言われた方がいいような気がします。
普段当たり前と思っていたことでも、一度考え直した方が、見方を変えた方がいいようです。
衝撃も受けたし、大変勉強になりました。
内容★★★★★